押出成形
ニッセイエコでは押出成形技術を用いて樹脂パイプやチューブの生産を行なっております。とりわけ自動車のEV、HV、PHV等で使用される耐熱コルゲートチューブや、メディカル関連の気管カニューレ(カニューラ)、鼻腔カニューレ(カニューラ)など、厳しい品質管理が求められる製品を始めとして各種押出成形品を製造しております。
異形パイプ・異形チューブの開発製造
コルゲートはイラストのように、ジャバラ+ストレートの組み合わせも可能ですので電線を組み付ける際に、“曲げたい部分”と“曲げたくない部分”を組み合わせたい場合に有効です。また貴社での作業性などを考慮して、材質の硬さや内径のサイズ、スリットを入れるなど、ご要望に合わせたカスタマイズをさせて頂きます。
最小内径 0.5mm〜
最小内径として0.5mm〜の対応を標準としておりますが、材質等によっては、0.1mm台まで技術的に対応可能な場合もございますので、詳しくはお問い合わせください。
対応可能なチューブの種類
- カラーチューブ
- 耐熱チューブ
- 耐圧チューブ
- 耐キンクチューブマルチ
- 硬度変化チューブ
- など
対応可能材料
- PE(LDPE・HDPE)(ポリエチレン)
- PP(ポリプロピレン)
- PU(ポリウレタン)
- 軟質PVC(塩ビ)
- PA(ナイロン)
- PI(ポリイミド)
- PEEK(ピーク)
- 各種エラストマー(スチレン系,オレフィン系,ポリスチレン系,ナイロン系エラストマー(Pebax・ペバックス)
- など
二次加工、アッセンブリー対応
ニッセイエコでは押出成形、ディップ成形、射出成形による部材の製造に加え、アッセンブリー(組み立て)やカットなどの2次加工までの一貫対応が可能です。特に上海工場は医療機器の品質マネジメントシステムに関する国際規格であるISO13485の認定工場であり、累計500万本以上の成形組み立て実績を有しております。組み立て精度を要求される部品等についても是非私たちにお任せ下さい。
(参考)押出成形とは
樹脂ペレットをヒーターで加熱・溶解させながらスクリューで金型内に押し込んでいくことで任意の形状で樹脂製品を量産します。金型から樹脂が押し出されるときに成形品の形状が決定します。押出成形は異形のチューブやパイプを生産するのに適しており、材料によってはかなり複雑な断面形状にすることも可能です。
金型から押し出された樹脂は、サイジングダイという成形型を通過し、所定の形状を保持します。そして、冷却水槽の中で冷却・固化します。樹脂を急冷すると成形品にひずみが生じるため、時間をかけて冷却します。
サイジングダイから出た後は冷却水槽を通り、引取機で引っ張られながら必要なサイズにカットされていきます。チューブ類はドラムに巻き取って任意の長さで梱包していきます。