出るものは出る
生産性向上に向けて、各部署、各個人で行動を具体化して、取り組もうとしていることと思いますが、よく耳にすること、よく見られること、としては、成果・効果がよく見えない、分からない、ということです。
生産性が上がったかどうかというのは数値的結果で分かるわけであり、その数値というのも後から分かることが多い。先月の売上はどうだった、人件費はどうだった、と振り返る中で効果を確認するしかないわけですね。
結果がすぐには分からないから、成果があるのかないのか分からず、意識も薄れていきやすいのが生産性向上に対する取り組みの難しさである。
5S活動で一番最初に何をするのが良いと思いますか?よく言われるのが「整頓」だと思います。必要な物と不要な物を仕分けること、ですね。
業務の効率化も同じだということ。
まずは、必要な作業、無駄な作業を仕分けることから始めましょう。そして、無駄な業務というのを、無くしたり、頻度を減らしたり、統合して合理化したりしていきます。必要な作業は、手順や方法を見直し、もっと時短になる方法がないかを試行錯誤するわけです。
これだけでもかなり生産性向上が見込めるわけです。しかも、この方法は結果が出るとかの前に、自分達の感覚的にも効率アップになったと感じやすい部分でもあります。
まとめると、成果というのは数値的結果でしか評価出来ない。しかし、現場における生産性アップというのは自分達が効率的になったと感じることが大事である。それを感じなければ、数値的結果にも表れないだろう。
一人一人の意識と意欲があれば、必ず成果は出るものと信じて、みんなで協力して取り組んでいきましょう。