責任感と愛情
先日、長年に渡り当社の製造部門を支えて来てくれた方が退職しました。誠に寂しい思いではありましたが、今後の更なる活躍を願ってみんなで送別会を開いて送り出しました。
と同時に大きく変わった点があります。
それぞれの部門を任せる長、リーダーが大きく変わった組織変更が成されたということ。リーダーに若い人、外国籍の人が新たなピースとして構築されたということ。
これはある種、当社の未来図でもあります。チームリーダー、つまり部門長は今までは日本人が担ってきた部署が多かったわけですが、今回の組織変更後には、半分近くの部門は外国籍の人、そして同じく半分近く30代以下の人になっているということ。
偉そうなことを言ってしまって申し訳ないのですが、考え方や経験、スキルも含めて、まだまだ課題も多いのは確かです。しかし、若さという大きな武器を持っています。新しい事をどんどん吸収してもらい、今までの古いやり方を変えて、スピード感を持って変革を期待して任命されているということ。
そんな新しいリーダーが、ここから大きく成長できるかどうかの大きなポイントは「責任感」と「愛情」だと私は感じています。もちろん、他にもあるのですが、どんな職種でも共通していることとして挙げさせてもらいました。
「責任感」はその名の通り、部門における責任を担っていかなければいけないこと。前任が、部下が、設備が、システムが、など責任を他事に押し付けられない立場になるということ。身の回りに起こっていることを自分の責任の元で解決に導いていくことが必要になるわけです。
それともう一つ大事なのは「愛情」。会社を、人を、設備を、製品を、愛情を込めるということ。無理やり好きになれということではなく、好きになろうとする気持ちを持たないと何も変わらないし、前に進もう、もっと良く変えていこうという行動も起きない。自分の作った製品(仕事)に愛情を込めるということは、納品する相手に愛情を込めた製品(仕事)を送るということ。例えば、料理であっても愛情のこもった手料理とレトルトで済まされた料理、味はどちらも美味しいとは思うが、伝わってくる気持ちが違うということはありませんか?そういう部分と似ているわけです。
これからもどんどん若いリーダーが増えていくことでしょう。それは会社にとっては明るい未来が期待できるということですね。今年も残り1ヵ月、新たな年に向けてラストスパート頑張りましょう!