待望の試作専用機

今年も残すところ約1ヵ月となりました。

今年の年頭挨拶のテーマは「全社員が営業マン」(※今期スローガンと同じ)

皆さんそれぞれが思い描いた自分が出来る営業マンとしてのスタイルはいかがだったでしょうか?直接的にお客様と関わる業務でなくても、会社を商品を売り込む(アピールする)営業マンとしてどうだったでしょうか?

私自身は技術系の業務を行っている者として、お客様に色々な提案をしていく、要望やニーズを形にしていく、ということを目標に取り組んできました。

先日、展示会に技術営業のような形で参加し、お客様と直接接して、改めてお客様のニーズを引き出すことの重要性と可能性を感じた次第です。

お客様が望んでいることの多くは、「困っていること」から始まります。品質を上げて欲しい、価格を下げて欲しい、というのはお客様自身も当たり前に望んでいることなのですが、それはどちらかというと部品を調達する側の方であり、「困っていること」を挙げてくださる多くの方はその部品を使っている人、扱っている人だということ。

私達も職場改善するときに、まずは何に「困っているか」から始めることが多いですよね?それと同じで何に困っているかが、ニーズの一つであるということ。そういったところを考えた商品にすることが、品質やコストとは違ったまさしく付加価値ということになるのでしょう。

私も含め、現場の人は「作りやすさ」を求めます。それと同じでお客様の現場の人は「使いやすさ」を求めるわけです。そういう使ってくれる方に、うちの製品が喜ばれることを考える、それこそが技術の人として求められる営業マンとしての形であると、今年一年で学ばせて頂いたことになります。

先月、待望の押出用試作専用機が完成しました。早速、面白い機能を持った製品を試作してみて、出来たサンプルを展示会に持っていき、お客様の反応を聞いてみました。アイデアだけでは正直先に進みにくいですが、形にするとどんどん先に進んでいきます。そういったアイデアを手軽に形にすることを目的とした設備です。

この試作専用機(名前はまだ無い)も一人の営業マンとして今後活躍してくれることを祈っております。皆さんの中でも、こんな部品どうだろうか?というアイデアがあったら、是非ご意見頂ければと思います。

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