言葉は武器
武器と聞くと、自分の強みとなるもの、と浮かんだ方がいると思いますし、攻撃するもの、浮かんだ方もいると思います。
言葉は武器、と表現させてもらいましたが、皆さんが使う言葉はどちらが多いでしょうか?
そう問われると自分ではなかなか分からないものであり、あまり意識せずに言葉を発していることの方が多い、という人もいるのではないでしょうか。打算的に使うことが望ましいということではなく、無意識に発してしまう言葉というものは相手の受け取り方一つで良くも悪くもしてしまうものです。
家庭内でも、職場内でも、外出先でも、ありとあらゆる場面で言葉を交わすことという機会は存在します。自分の言葉一つで相手に、周りに与える影響や関係性というのが変わるということをまずは知っておくことが大事だと思います。
例を挙げるとキリがないことにはなりますが、自分が言われて嫌なことは他人にも使わない、とかは気を付けたい言葉になるのではないでしょうか。
こういったことを書こうかと思っていた矢先に、ショッキングなニュースが飛び込んできました。フィギュアスケート金メダリストの羽生結弦さんの離婚。原因は、お相手の方や親族などへの止まない誹謗中傷だったと書いてありました。まさしく、言葉で人に攻撃したということです。このせいで幸せな家庭を壊してしまったこと、二人の人生を狂わせてしまったこと、誹謗中傷を言っていた人はどうやってこの責任が取れるというのでしょうか。
自分の言葉一つで相手の幸せを壊してしまうことも、人生を狂わせてしまうこともあるということ。そういうこともあるということを、私達は知っておかなければいけないわけです。
言葉は人を傷付けるものとして使うのではなく、人を守るもの、敬うもの、勇気付けるもの、として使いたいものですね。