モノに愛着を
毎朝、朝礼を行っているが、現場で製造が始まっている部署、出社時間のズレているパートさんなど朝礼に出られない従業員も数名おります。
そのため朝礼不参加の人達が参加する昼礼というものを行っているので、たまに参加しているのだが、こんなやり取りを聞くことがある。
上長が「何かありますか?」と聞くと、「設備のここがおかしい」「前から上司に話している」という声が。自分たちで直そうとしているのかと思ったが、特に修理しているわけでもなく、そのままの状態であるところが多い。
設備が動かなくった(製造出来なくなった)状態の時はもちろん私の部署に修理依頼が来るのだが、製造できる状態の程度のものは話は来ていなかったのである。
このような事態であったことに私自身も反省した。いくら現場からの直接的なHELPが無かったとしても定期的に設備状態を見に行くことは出来たのだから。
早速、その部署の上長よりメンテナンスの計画を依頼された。その中で、メンテナンスには設備を使っている作業者をサポートに付けさせる提案を行った。メンテナンスの方法などを教育するためである。
それともう一つ、教育したいのが設備に愛着を持つこと。自分が仕事をする(お金を稼ぐ)中で設備が無ければ製造が出来ないわけである。愛着を持っているならば、何かがおかしいと感じたらすぐに対処しようとする行動に移すと思うわけです。清掃してキレイに使うだけではなく、壊れかけている部分があったら交換したり、外れているボルト一つにしてもちゃんと取り付ける、など我が子のように扱ってほしいということですね。
自分の商売道具というのは現場だろうが事務だろうが、どこの部署においても必ずあると思います。もう一度、私自身も含めて、モノに愛着、を意識していきたいと思います。