立候補制
ここ数週間はサッカーワールドカップの話題で盛り上がっていましたね!
日本は残念ながら、決勝トーナメント1回戦で敗退してしまいましたが、強豪国に勝利するなどの大金星で予選を突破し日本国内に大きな感動を与えてくれました。
その敗退したクロアチア戦ではPK戦にまでもつれ込みました。そのPK戦ではキッカーは「立候補制」だったということです。オリンピックでも同じ立候補制にしていたとのことで、今回が特別ということではないようですが、海外含めた色々なメディアから賛否の声が挙がったそうですね。
確かに勝負が掛かる重要な場面でもあり「選手に一任するのか?」と責任を選手に負わせてしまうようなやり方には見えるかもしれません。
しかし、実際にはプレッシャーが掛かる中でも「日本を勝たせたい」という強い気持ちを持っているからこそ立候補できるわけで、そういう強い・熱い気持ちを持ってプレッシャーに押し潰れていない選手に任せたいという監督も思いも十分に理解できることだと思います。
けして監督は勝敗を選手に責任を負わせようとしているのではなく、選手の熱い気持ちで勝負したい、というこれも戦略の一つということですね。
「失敗を恐れず勇気をもってチャレンジすることが大切」と監督が語っていたことは、仕事においても同じだと感じます。
仕事をする上で失敗は付き物です。特に、新しい物を作った時、今までと違うことを始めた時、など挑戦した中で失敗することはあると思います。もちろん叱られることはありますし、気分が落ち込むこともあります。
しかし、まずはチャレンジした勇気や行動に賛辞を贈り、その失敗を活かすことが大事であることを周りがサポートすることが重要だと思います。
チャレンジしたことを評価せず、うまくいかなかったことだけを叱るような環境では、誰もチャレンジしようとは思いませんよね。
上司部下の関係だけの話ではなく、周りの同僚も含め、みんなでチャレンジすることへのサポートや評価をし、失敗した時にはフォローし困っていることを手助けしてあげられる、そういった環境、部署を作り上げていきたいものです。
皆さんはこのPK戦の立候補制をどう感じましたか?
私自身は単純に、こんな勝敗を決める重要な場面で立候補しチャレンジする選手が尊敬出来るし、そういった気持ちを最優先し決断する監督も素晴らしいと感じました。
信頼関係とはそういったことなんだな、と学ばせて頂きました。