本質を見る
クレームが発生したときによくある原因の内容。「〇〇が出来ていなかった、やっていなかった、確認が漏れていた。」などの報告をよく耳にする。
それは結果であって、分析ではない。
なぜ出来ていなかったのか、どうしてやらなかったのか、必要と分かっていて確認を怠ったのはなぜなのか、これをとことん追求しなければ、根本的な対策が生まれないはずである。
ルールを守らずやらなかった人には「ちゃんとやりなさい」と注意指導するだけでは直るはずがない。
人が行動する上での指標の一つに「必要性(優先順位)」があると思います。何のメリットがあるか、どういう良い効果があるのか、と考え判断し行動に移す。
つまり、やらなかった、確認しなかった、には必要性を感じていない何か原因があった、もしくはそれよりも別のことを優先に考えてしまうことがあった、と思わなければいけない。そこを追求していくことが分析であり、対策につなげなければいけないことである。そこには、関係する人それぞれに違った要因があるはずで全員が同じ要因でないことがほとんどである。
部門管理者は自分の目線だけで話さない、押し付けないこと。作業者は、何も考えずに必要性を感じていない中で作業をやらないこと。まずはこういった意識を持っていきましょう!そうすれば、本質が見えてくると思いますから!