最近特に急激に私たち一般人の間でもAIの利用が大幅に増えてきたように感じます。先日、契約書の書き方がわからず、ChatGPTで生成した内容を利用してみたのですが、さすがに弁護士の先生には見抜かれ、指摘されてしまいました。やはり、専門的な分野の文章作成には、一般的なAIでは限界がありますね。いずれ、専門分野に特化したAIも登場することでしょう。
AIの普及により、仕事が楽になる一方で、仕事を奪われるのではないかという不安も話題になっています。先日見たトーク番組では、AIとの共存について議論されており、印象的な例がいくつか紹介されていました。
例えば、第一次産業革命では、蒸気機関の発明により、手作業で行われていた綿織物の生産が機械化されました。当時、綿織物職人たちは仕事が奪われることを懸念し、デモを起こして蒸気機関に反対しました。しかし、蒸気機関が普及すると、自動化された生産工程の中で、製品の検品や梱包といった新しい業務が生まれ、結果的に職人たちの仕事はむしろ増え、人手不足にさえなったのです。もし、当時の技術革新が阻まれていたら、今頃どのような社会になっていたでしょうか。
さらに、番組ではホリエモンが江戸時代の話を例に挙げていました。江戸時代には、足の速い人たちが飛脚として全国を駆け回り、日本の物流を支えていました。しかし、自動車が発明されると、飛脚たちの仕事は失われました。一方で、自動車の普及により、足の速さに関係なく誰でも運送業に参入できるようになり、物流量も増加。結果として、新たな雇用が生まれたのです。
AIの発展も同様に、一部の産業で仕事が奪われる一方で、余った時間や資源を活用して新たなビジネスが生まれ、雇用の拡大につながる可能性があります。
私たちはまさに、AIによる産業革命の真っ只中にいると言えるでしょう。それを直接経験できることは、非常に貴重な機会です。新しい技術によって新しい仕事を生み出し続ける。私たちの会社も、徐々にAIを導入し、業務の効率化や革新に結びつけていくことが重要だと感じています。
