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目標にむかって

業務目標発表会、お疲れ様でした。急用で参加できませんでしたが、新しい期に向けてぜひ頑張ってください。私も、今の大きな課題を形にできるように邁進いたします。

さて、長男に目標を聞いてみたところ、「宇宙飛行士になる!」と、子供らしいこと言ってるなと。そこで連休中にJAXA相模原キャンパスに行ってきました。航空宇宙は、また違った壮大な世界で、まさにスペクタクルの連続でした。

皆さんもご存知かもしれませんが、日本の探査機「はやぶさ」が何をしていたか、あまり意識することはなかったかもしれません。「はやぶさ」は、地球から1億2000万キロ離れた小惑星イトカワの表面から物質サンプルを持ち帰ることを目指したミッションでした。その目的は、太陽系の起源を知る手がかりとなる小惑星のサンプルを分析し、太陽系の謎を解明することでした。

「はやぶさ」は、2003年5月9日に鹿児島県の内之浦宇宙センターから打ち上げられ、2年後にイトカワに到着しました。そして、2010年に地球に帰還しますが、その間、機体の故障や度重なる通信途絶を乗り越え、最終的には地球にカプセルを投下し、機体自体は大気圏で燃え尽きました。

そして2014年に「はやぶさ2」が打ち上げられ、次の小惑星「リュウグウ」を目指しました。2018年に「リュウグウ」に到着し、タッチダウンして表面の物質を採取。その後、2020年に地球に帰還し、採取した物質を収めたカプセルを投下した後、「はやぶさ2」は再び宇宙を目指しました。現在は「はやぶさ2#」計画として、次のミッションに向けて進行中とのことです。

広大な宇宙を、地球から何年もかけてリモートでコントロールし、再び地球に帰還させる――それは10年以上前の技術で作られた機体にもかかわらず、次の10年を見据えた設計がなされています。そして今もなお、次の目標に向かい、宇宙を飛んでいるのです。日々、身近なことで忙しい毎日ではありますが、たまには大きな空を見上げてみるのも良いものですね。

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