ブルースクリーン

世界的にウィンドウズを搭載したPCで障害が発生しました。CrowdStrikeというセキュリティー製品を導入しているPCがそのアップデートプログラムで、Windowsのシステムにエラーを起こしたことによりWindowsはブルー画面になり再起動を繰り返したようでした。幸い当社では影響はありませんでしたが、世界的には航空会社やレジシステムで影響が出て、飛行機の遅延を起こしていたようでした。

私的にはブルースクリーンと聞くとゾッとします。若い頃はPCを自作し、いろいろなソフトウェアを入れてみたり削除したりいじっているのが楽しかった時代です。デバイスのドライバインストールを間違えたり、誤ってシステムファイルを削除してしまったりするとブルー画面が出てきて2度とWindowsが立ち上がらなくなってしまった経験を何度もしていたので、ブルー画面が表示されるとまずは ”終わった” と感じるのです。

近年のソフトウェアは多くがサブスクリプション方式をとっており、ほとんどのソフトウェアのアップデートはインターネット経由で自動的に行われます。昔はバージョンアップのCDを買うとか、バッチを当てるとかユーザーが意識して更新していたのを今では知らず知らずのうちにアップデートが実行されています。そのために今回のように急にブルー画面になると何もしていないのにPCがおかしくなったと感じますが、実は裏でアップデートされていたのです。

かといって昔に戻ることはありません、アップデートプログラムの配布は世界的な規模なので配布側も非常に注意して配布していることでしょう。今回は稀なケースであったとは思いますが、世界中がインターネットで繋がっている世界では、システム障害も世界中と繋がっていることを理解して使用していくことを意識づけられた出来事でした。

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