リサイクルプラスチック

ELV規制案。2023年ヨーロッパでは2030年までに新車の製造に使われるプラスチックの25%を再生プラスチックを使用しなければならず、さらにそのうちの25%は廃車由来でなければならないという規制が提案されました。日本では今までそのような話はありませんでしたが、ここ最近ようやくこの環境規制を聞くようになってきた所です。

我々も将来を見据えリサイクルプラスチックの調達を検討していますが、プラスチック原料メーカーに相談してもまだ先のような対応でいまいち本腰が入っていない様子です。問題点はリサイクル原料安定した品質で、安定した量が調達できるのかが課題となっています。

そんな所、日本のお隣韓国のプラスチック原料メーカーが売り込みにきました。自動車向けリサイクルプラスチックがすでに準備されており安定した量産化の目処が立っているので試作をしてほしいと売り込みがりました。日本ではなかなか出てこないリサイクル材料がすでに量産化されていたのです。そしてさらに韓国では、chemical recyclingといって、プラスチックをナフサ(プラスチックの原料)の状態まで戻し、再度プラスチックを生成する事業が始まっているというのです。

我々が韓国系メーカーに納める部品も非常に厳しい環境規制を強いられており、最近環境に対してはかなり厳しく管理している国に感じていた所での話でした。

お隣韓国に環境問題でかなりの差を広げられている日本、ゴミの分別だけは他国より非常に細かくできているのでリサイクルはしやすい環境にあるのではないかと思いますが違う方向へ行ってしまい、環境問題でもガラパゴス化していってしまうのかと危惧してなりません。

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