仕入先様を大切に

会社にあったトラック(中型車)で長距離を運転してみました!中型車は2007年に新設された運転免許区分で2007年以前に免許を取得した人であれば、限定免許「中型車8tに限る」と表記され、総重量8t未満の車両を運転できるのです。

中型車とはいうものの、普通車とは大きく違い一般道を走るにはかなり制限があります。どちらかというと大型車に近い制限です。まず一番気を使うのが、全ての道路が走れないということ。幅の狭い道路は入れないのです。そして、ガソリンスタンドやコンビニなど施設にも入れない店舗があり、普通車のようにトイレ行きたいからちょっと寄ろうなんて事は難しいのです。

安心して走れるのが高速道路。高速道路は大型車が走る事も前提に走路も施設も作れれているので気にせず走れます、強いて言えばサービスエリア等の駐車スペースがトラック専用となるぐらいです。このSA,PAのトラック専用スペースに驚きました。tasuku氏のブログにもありましたが、普通車エリアとは比べものにならないぐらい広く作られていてさらに拡張されていました。それでも夜になるとトラック専用スペースが満車になるようです。

個人消費者がインターネットで物を買える時代となり、数年前の感染症なども重なりネットでの購入が加速しました。自ら足を運んで買い物に行かなくなるので、必然的に物量が増えました。近距離だけでなく、インターネットという世界では距離は関係なく全国各地、場合によっては世界各地から物が買えてしまうのです。さらに当日出荷や翌日到着などが当たり前になり、納期が通販の売り上げにも影響しています。そして様々な業界に広がる少子化による人材不足、さらには時間外労働の規制による労働時間短縮によって、ますます物流の負荷が大きくなってきました。物をどのぐらい運べるかという指標が、物流能力というようです。

物流能力が、2024年では約14%が不足、2030年では約34%が不足すると言われています。どのようなことが起きるかと言えば、
トラック事業者:長距離輸送が予定通りできなくなる。人材が確保できない。
発送者(荷主):必要な時にお客様に届けられない。集荷を断られる。
一般消費者:時間しての配送サービスが受けられない。生鮮食品が手に入らない。

こうならないためにもまずは、一般消費者の我々が気をつけていかなければなりません。
・再配達をさせないようにする。
・まとめ買いで運送回数を減らす。
・必ずしも翌日に必要でないものは適切な納期設定をする。

当社の仕入れ先様を大切にの精神で個人でも会社でも運送業者さんに配慮した注文に心がけましょう。tasuku氏のブログとも被ってしまいましたが、トラックを運転してみると思うことなのです。

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