まずはやってみる2

先週は弊社ベトナム工場に、カーメーカー直接の視察があった。 

カーメーカーが直接工場を訪れるのは、弊社グループ工場内でも初めてであり、
栄誉であるが、きちんとした対応をしなければならないことに工場全体に緊張感があった。 そのため、10日前から現地入りし準備、改善に取り組んだ。 

ここベトナム工場では管理者、スタッフを含め全員参加で
みな素直で実直、言われた事はすぐにやるといった意識が高かった。

 簡単な所で例を挙げると、客先からのアドバイスで、階段にセンターラインを引いて上りと下りの方向をつけたほうが良いとアドバイスがあった。

 我々日本人で、階段が狭くてセンターラインを引いたら歩きにくいんじゃないか、
左右どちら側通行にするか、階段にラインを引いたら工場まで引く必要があるか、
などいろいろ打合せをした後現場を見に行くと、 

えっ?既にスタッフが作業に入っていた。

完成してみると考えていたほどの違和感も無く、狭くてもすれ違いの際、避ける方向が明確で非常に良かった。

まずはやってみる。実感した瞬間だった。
視察の時間は、1時間程。
その準備に費やした時間、全員で1週間ではあったが、
新たな管理手法の取り入れやスタッフの意識付けへの効果は大きかった。

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