アナログからデジタルへ
社内イベントである動画コンテストに向けて、社内のあちこちで社員の皆さんの撮影や編集の風景を目にします。和気藹々と盛り上がったり、映像にこだわったりと各チームでのコミニケーションも生まれ、そんな中で完成した作品が楽しみです。
周りに掻き立てられて私も久しぶりに動画編集を行っているのですが、動画編集ってまずソフトを覚えるのが面倒くさくて作業も大変です。しかしある線を越えると急にのめり込み編集が楽しくなってハマって行きます。
基本的には映像と音とテキストの組み合わせなのですが、こだわりだすとキリがなく、音楽が作れたら、とかイラストが描けたらもっと表現の幅が広がるのにな〜と自分のセンス外の部分まで広がっていってしまいます。自己満足の世界ですね。
このように最近ではハードウェアとソフトウェアの性能が上がり動画の編集が誰でも容易にできるようになってきました。今ではスマホでも編集できてしまうくらいです。幼少の頃の8mmテープのビデオだった事を考えると、近年急に動画が身近になりました。
ここで動画の歴史を見てみましょう。
フィルム時代:
昔の映画館を思い浮べて、と言ってもわかる人も少なくなっているかと思います。
映像は35mmフィルムに1秒間24コマで連続撮影されリールで巻かれた状態になります。それを回しながら、光を通してスクリーンに映像を映すのです。文章で書くと難しいですね。
編集については、ハサミとテープです。撮影されたフィルムをシーンを変えたいところで切って、違うシーンのフィルムをテープで繋ぐといった超アナログでした。
テープ時代:
その後、磁気テープの時代となり、映像の記録量や質が向上され、コンパクトになりました。フィルムと同じように磁気テープの編集もハサミとテープでした。
テープ時代とビデオカメラも普及し始めましたが、機材は高額で編集も専門的な知識と技術が必要なため、なかなか個人レベルまでは普及しませんでした。
デジタル時代:
PCが爆発的に普及し、インターネットも急速に拡大。PCは一家に一台、スマホに至っては一人に一台の時代になり世界中と繋がっています。
何処でも誰でもすぐに映像が撮れ、技術の向上により重い映像データも取り扱いやすくなりました。
また、動画編集ソフトウェアも価格が下がり無料のものも、個人でも利用できるようになりました。
時代の変化、技術の進化とはすごいものです。
動画編集をしていると、1フレームの編集を意識することがあります。35mmフィルム時代の1コマなんですね。デジタル化されたとはいえ過去の歴史があっての今なのだと感じた動画編集でした。