通信環境
2023年現在、世界のインターネット利用者数は世界総人口の64.6%。上位40各国は利用者数90%以上、日本はなんと82.91%で73位。もっと高いかと思っていましたが、世界では日本以上にインターネットを活用しているのですね。
それでも私たち日本では、ほとんどの人がインターネットにつながっている状態となっています。しかもスマホなんかは24時間常にインターネットにつながっている時代です。
それほどインターネットに依存している昨今。通信が切れたらどうなってしまうでしょう。世界から取り残された不安感が生まれてきます。
先日突如として社内のLANで異常が発生しネットワークが機能しなくなってしまいました。
メールができない、インターネットが出来ないのはもちろんの事、弁当の発注ができない。タイムカードが打てない。販売管理のシステムが動かない。ファイルサーバーにアクセスできない。仕事が何も出来ない状態に陥ってしまいました。
幸い生産設備はLANの利用度は高くなかったので稼働はしていましたが、これからのIoT時代で、生産設備もネットワークで管理している場合、生産もできなくなってしまう事でしょう。
早急に原因の特定に入りルーター、ファイアーウォール、ハブと調査を進めました。ルーター、ファイアーウォール単体では正常に稼働しているようですが、ネットワークに繋ぐと異常になっていました。
原因をハブ、端末と絞っていった所、一部のハブでループが発生していました。
近くにいた者が抜けていたLANケーブルを挿した。ことが挿す場所が悪くループとなりネットワークダウンの原因でした。
親切心でLANケーブルをハブに挿しただけ、責めるわけにもいかず。それで全ネットワークがダウンしてしまう脆弱性が浮き彫りになりましたので対策を検討していきます。
社内LANが使用できないだけでこれだけ大きな影響が出てきてしまいます。
社内だけならまだしも、社外の日常利用しているインターネットの接続が切れたら大問題になりますね。救急や消防、病院などもインターネットを使用しているわけで命に関わる問題にも繋がってきてしまうことでしょう。
ほんの30年前はインターネットが無くても普通に暮らせていて、昔は良かったなーと思うほどです。
先日登った御巣鷹山では山の麓から携帯端末の電波が弱くなり、山道に入って行くとすぐに圏外となります。山道に入って登山して戻ってくるまで、約4時間。電波が全く入らない状態。電話もメッセージも受信しないのでスマホを手に取る機会がなくなり、逆に慰霊碑や山の自然に目を向けることができたのかと思います。
現代の人はインターネットに依存し、切ってはならないツールとなっています。仕事や生活で予期せぬインターネットのダウンはあってはなりませんが、たまには計画的にオフラインにしてみる環境もいいかと思います。