安全性と利便性

ネットにつながっていない生活など考えられなくなっている昨今、ますます便利になってきています。

遡ると2010年ぐらいからガラケーからスマホに切り替わっていきました。
個人一人一人が簡単にネットに繋がる環境になり、ネットの利用が劇的に変わりました。

近年では、コロナ前にはネットワークは内側と、外側という垣根が明確にありましたが、
コロナ後のテレワークなどで、外から内へアクセスしたり、情報を共有の為外側に持つプラットフォームを利用するようになり、外側と内側の境界が曖昧になってきました。

そこで考えなければならないのがセキュリティー。
便利になればなるほどセキュリティーが必要になり、セキュリティーをかけると逆に不便になるという、相反する作用が発生します。これを安全性と利便性というのですが、安全かつ快適に利用するにはそのバランスを保っていかなけれなりません。

ネットやITの世界だけでなく、普段の生活にもあてはまります。
一番身近なものは家に鍵をかける仕組みです。
鍵をかける一手間があるけど、不審者の侵入や盗難から家を安全を守るために必要不可欠な仕組みです。
デジタル機器だと鍵=パスワードということです。

当社でも魁をモットーに新しいものを積極的に取り入れるように活動しています。
最近の新しいものといえば、やはりデジタル機器やWEBサービスの利用が多い傾向です。

先日、動画マニュアルをYoutube限定公開したらどうかという提案がありました。
最近のYoutubeは賢く動画内の音声を自動で字幕を起こしてくれ、さらにその字幕を自動翻訳で何カ国語にも切り替えて視聴できる機能となっています。

個人的には”すげー、めてゃくちゃ便利”と思い積極的に活用したいのですが、
Youtubeユーザーは不特定多数の全世界なので、やはり会社で利用となると情報漏洩やセキュリティーの問題となりそうは行きません。
Youtubeのような自動機能は諦め、一部手間はかかるけど安全なプラットフォームの利用を検討しています。

いずれ将来的にはその手間の部分も改善されてくるでしょうが、また新たな安全性が必要になってくるでしょう。

安全性と利便性はイタチごっこです。常にそのバランスを保って新しいものを取り入れていきますしょう。

関連記事一覧