手間暇
新しくエラストマーの生産を始められるようにと準備を進めています。
それと同時に少しでも簡単な試作ができるようにと思っているのですが、
何もないところから準備をしていると、あれがない、これがない、となかなか進まずイライラしてきます。
そんなこんなんしていると、毎朝読んできる職場の教養に「手間暇をかける喜びを知りましょう」とありました。
内容は、筆者が夏に帰省した際、毎年流しそうめんをするそうです。
裏山から竹を切ってきて、それを割って、節を落として組み立てて、普段使わない鉈や小刀の使い方を子供たちが覚えるいい機会になっていて、その後は美味しいそうめんが涼く味わえる。というものでした。
確かになにか一つをやる、何かを作るにしても、道具から準備をして、材料、設備と非常に多くの手間暇がかかります。極端にいえばペン一本から準備しないと物が出来て来ないのです。
当社でも製造をしていますが、注文が入ると生産ラインへ指示が出て数日すれば製品ができていますが、それはすでに生産ラインが作り込まれているからで、それが生産の効率化にも繋がっているのです。関わっている人のありとあらゆる手間暇がかけられて物ができています。
「手間暇をかける喜びを知りましょう」を私なりに読み換えると
「物には多くの手間暇がかかっています。感謝しましょう」と感じた次第でした。