ハングリー精神
以前、当社で働いていた中国人夫妻があいさつに見えた。
旦那さんは日本で独立し機械制御関係の仕事をしている。
日本人の若者にも技術的な指導をしている。
そんな彼曰く、一緒に仕事をしている日本の技術者は50代ばかりで、
若くオールマイティーにできる技術者がなかなかいない。
しかも報告も相談も出来ない人が多いと嘆いていた。
報・連・相。日本でできた言葉では…
人件費も高く、日本は物を作るには適さないので、
外枠を台湾やベトナムで作って輸入し、そして自分が制御を組み込み機械にする。
と目をキラキラさせながら話していた。
日本の技術を作った職人さんたちを引き継ぐのは、
バイタリティー、ハングリー精神を持った外国人。
その下で働く日本人。
という構図となってしまっている。
当社から出た人が頑張っているのは非常にうれしく、
こちらも刺激される。
彼らは頑張ります、また来ますと言って、
高級ドイツ車で颯爽と帰っていった。