災を防ぐ
3.11から10年を迎え防災放送から流れる追悼の放送とともに黙祷を捧げました。
私は当時上海にいて午後から電話が通じなくなり、ネットを見ると地震が発生したとの情報だけで詳しい情報がない状態でした。夜帰宅してテレビをつけると衝撃的な津波の映像で事の深刻さを知りました。
それから10年がたち、まだ癒える事のない被災者の方々の記事を見ると胸が締め付けられます。
三陸海岸付近では古くから「津波てんでんこ」という防災の教えがあったと聞きました。
津波てんでんことは
「津波が来たら、取る物も取り敢えず、肉親にも構わずに、各自てんでんばらばらに一人で高台へと逃げろ」「自分の命は自分で守れ」
Wikipedia
肉親にも構わずに自分自身を守るという所では非情とも思われますが、これが一番生存者が多くのこる方法だといいます。この「津波てんでんこ」を日頃訓練している釜石市では、震災時に登校中の小中学生が実践し全員が生存し「釜石の奇跡」とも言われているといいます。
30年以内には南関東で大きな地震が発生すると言われています。
いつ来るかはわからないが、必ず来る災害。日頃の訓練とその時に備えてできるだけ防いで行きたいものです。