製品を作り込む
先日、自動車メーカーOBの方とお話をする機会がありました。
自動車メーカーともなると、考えていることの規模がでかい、
近未来、長期未来の世界、日本の経済や雇用、社会性などを考えて車作りをしています。
これからの車は、エンジンがEV化されて行き、運転は自動運転の時代になってきます。
しかし、日本はと言うと規制や仕組みの問題から世界から見ると一番遅いのではないかと言われ
さらに生産は日本から海外にどんどんシフトしていってしまうとの事です。
その状況下でどのようにして日本が生き残っていくかと言うと、物の作り込こむ現場力!
極論で言うと物が生産されている、付加価値を産んでいるところはごく一部だけであり
それ以外はムダと考え、そこを如何に改善し、効率化して物の価値をあげていけるのが日本だと言うのです。
一つのものが完成するまでに様々な工程があります。
当社の工程を大まかに例にしますと以下のようになります。
受注、発注、材料受け入れ、段取り、生産、検査、梱包、搬送、出荷
ここで、物の価値が生まれているのは「生産」だけであって、それ以外の工程はその価値を薄めていっています。
全ての工程がなければ製品は世の中に出せず、必要不可欠なのですが、価値の範囲を超えてしまえば赤字であり、効率化すればするほど価値が上がるのです。
簡単に言うと、
純粋に製品ができているんはほんの一瞬(例:コルゲートでいえば1分間に20m、ディップで言えば3分で200個)
それ以外の作業が製品を産んでいないのです。
そこを如何に改善していくかが重要であるというお話を聞かせていただき感銘を受けました。
現場力は現場だけではなく、受注から出荷までが現場力
今年の目標でWEB受注化を掲げ当社の製品の付加価値を高めていきます。