郷に入っては郷に従う
フィリピンの立ち上げ、真っ只中。会社登記から仕事ができる様になる営業許可までなかなかたどり着けない。
様々な手続きとその提出書類の多さ、そして複雑に絡み合う提出書類。
例えば、手続きAで許可書Bが発行される手続きCで許可書Dが発行されるとする。
普通に考えると、手続きA→許可書B→手続きC→許可書Dとなるのだが、進んでいくと手続きAには許可Dが必要などと言われ、振り出しに戻り、常に行ったり来たりしている。
このように想定外のことが発生すると、中国は簡単だったのに、ベトナムはスムーズだったのに、と他国のいいところを持ち出してフィリピンにも求めてしまう。
愚痴っているとここはフィリピンですからとよく言われる。インドネシアでも同じ様な事を言われたことがある。
その国にはその国の特徴あって他国の常識は通用しない。もし、特徴がどの国も一緒だったら、地球は一つの国になってしまう。そうなっては海外進出の意味もなくなってしまう。
地球上には200国近くあり、それぞれ違うからこそ海外進出のメリットもある。
小学校の時に習ったことわざを思い出した。郷に入れば郷に従へ。そしてその国のメリットを最大限に引き出さなければならない。