まねの上を行く
先日中国で、圧着端子と電線を組み合わせる自動機を作っている会社の社長さんと話をする機会があった。 過去は日本で需要があったから、海外の進出が遅れてしまった。いざ中国に出てみると、まるっきり同じ機械が展示会に並んでいる。 しかも、競合であるヨーロッパ系メーカーの機械までそっくりに作り上げた機械もある。 さすが中国のローカルメーカーで、ロゴまでそっくりに作り上げているのには、愕然としたと社長さん。 その中でどこに商機を持っていくかというと、更に新しい自動化設計を開発し、作り続けて行く事であり、その技術はあると自負されていた。 精密で複雑な機械のそっくりな写真を見せられると、当社製品など、直ぐに真似される、現実すでにローカル製は多数出回っている。(それは仕方のないこと、日本もそうやって大きくなってきた。) 幸い当社は早い段階で出ていて、VIETNAM、インドネシアと進めている。 後は、現行の製品にどれだけ付加価値をつけて、まねされてもその上を行くような開発の力を付けていく必要があると節に感じた。