オリンピックで思うこと

紆余曲折はあったがオリンピック開会となった。無観客でも日本で行われることに感慨深いものがある。

始めてオリンピックを観戦したのは1964年5歳の時。我が家に初めて白黒テレビがきた。茶の間で全員が集まって応援。まさに昭和の風景。
アベベが裸足で走り第一位。この時の熱狂は凄く、学校で靴を脱いでマラソン授業も登場。体験すると選手の凄さがよく分かった。
その他のエピソード、小学生時代、隣りにオランダ人母子家庭の親子が引っ越してきた。周りに馴染めずいじめの対象になり不登校。幼なじみで可愛がってあげていたが、ある日母と突然消えてしまった。あこがれの日本学校だったが差別偏見を受けて悔しかっただろう。12年後、アトランタオリンピックのヨット競技で登場していた。銅メダリストとなって感動感激。彼女は今はセーリングクラブのコーチをやっている。

オリンピック選手になるには理由がある。人は挫折すると乗り越えるパワーは何十倍になる。最初から順風満帆な人はいない。困難に当たった時はより強い気持ちになれる。
そして国も個人も世界が一つになることは素晴らしい。差別も偏見もない。

オリンピックには輪協調の意義がある。コロナで世界は難題を突破しようとしている。見えない敵との闘い。世界中協力し合うのは今この時。改めて心に刻んだ週であった。

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