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業務目標発表会

先週は、丸1日掛けて各製造・業務・営業部門の業績発表会を行いました。
全部で10部門以上ありますが、各部門長が中心となって前期の実績と今期の目標を発表してもらい、それを聞いた役員たちがコメントや質問をするという形式です。 毎年恒例で行っていますが、ここ2〜3年で飛躍的に発表内容が良くなっていることに気づきます。
3年前以前の発表までは、部門長の能力にもよりますが、皆発表内容は皆バラバラで、役員からの質疑も「なぜ数字で追っていないのか?」や「クレーム件数が書いていない」など、かなり初歩的な指摘が多かったが、ここ最近はしっかり売上、材料費、人件費、製造利益と、部門長が毎月数字を追っていって、目標に到達した・しないを「なぜ」そうなったかの説明もできるようになったことです。 また顧客クレームや社内クレームも、クレーム内容別に分類し、1件あたりの損失額や対策の効果確認までしっかりとまとめることが出来ています。
特に今回の発表で良かった点は、今期何を取り組むのかがしっかりと明確になっている点でした。 私が普段から注意していることもちゃんと汲み取ってくれている点も良いですが、各部門が自分たちで改善点や改良点を探して、品質向上、経費削減案を作っている点です。 私の経験談ですが、上司から言われたことをそのままやっても上手く行かないことが多いです。 それは、上司が自分の能力を基準に出来ることと進め方を考えており、進めている途中で問題が起きれば上司自身が軌道修正を行うことができるからであり、その難易度のまま部下にやらせても上手く行く筈がありません。 ではどうすれば良いのか? それは部下自身に考えさせて、部下が思い付く案でやらせることです。 部下が自分でこれをやろうと考えたアイデアであれば、途中壁にぶつかっても、また自分で考えてその壁を越えようと努力します。 当社の考えである「言い出しっぺが全てやる」と同じ意味合いです。 ただ上司の役割として重要なのは、明確に目指す方向を示してあげることと、途中途中でチェックしながら、なぜそのやり方を考えたか質問して、間違った方向を是正してあげることです。 正にコーチングですね。
今回の発表では、私も「こうするべき」という意見はあまり出しませんでした。 気になった点や数字は質問させて貰いましたが、私の質問に対しても的を得た回答が返ってきたので、日頃からしっかりと勉強していることが伺えました。
他の役員に言わせると、毎月の会議で細かく指摘していますからという言葉が返ってきますが、それであれ個人のレベルが上がることはとても嬉しいことですね。
今期はハーフセンチュリーということで当社にとっても節目となる年です。
皆で目標に向かって頑張りましょう。 ウォー!

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