苦手意識の克服

ここ最近、本業の製造業より不動産の仕事が増えています。
不動産と言っても工場に関わることなので、結果的には製造に繋がっていきますが。
実際に不動産に関わってみると、書類の山と契約書ばかりといった感じです。
不動産売買契約書、賃貸借契約書、重要事項説明書、買受申込書に取り纏依頼書など。
実際に売買になると、印鑑証明書や履歴事項全部証明書など、役場の書類も集めて来なければなりません。
また不動産登記簿も、表題部や権利部(甲部・乙部)など、所有権の移転登記や仮登記、債権者の有無、抵当権(根抵当権)など、
昔はさっぱり読めなかった登記簿の見方もだいぶ分かってきました。 また登記簿をネットで取り寄せるにしろ、住所登録地の変更で見つからなかった不動産も、旧番地を調べる術も分かってきました。
まだまだプロの不動産屋さんのような知識と経験はありませんが、様々なケースを取り扱うことで少しづつ知識が付いていっています。 まあ不動産屋が本業では無いので、直接の知識はそこまで必要ではありませんが、それでも不動産業が国や県の免許が必要である意味合いが、その複雑な書類や法律に触れると分かります。 製造業の方が単純で簡単なのにと私なら考えてしまいますが、業界違いの人が当社に入ると、モノづくりの製造プロセスや規格、品質システムや業務フロー、その製品を使用(購入)する業界(市場)の事まで考えると、製造業の経験が無い人からは未知の領域となるのでしょう。
先ず、知識を深める事で苦手意識は無くなって来ると思います。 誰もが初めてのことに触れると、未知過ぎて頭の中がちんぷんかんぷんとなり、どうしてもその仕事から遠のいてしまいます。 それでも、喰らい付いてその仕事をやり続けることで、自然とその仕事のやり方が分かってきて、分かって来ると勉強したことが頭に吸収されていきます。 学生の頃の数学の授業みたいなもので、分からなくてもとにかくたくさんの問題を解くことで、必要な公式や解き方が勝手に身についていくものです。
私の場合は、数学の方が英語より好きだったので、留学してた時も数字に囲まれている方が落ち付きました。ただ、英語の論文や作文を書く方は、語学力より文章の構成や論理的な思考の方が必要でしたので、割りかし良い成績を取っていました。 それでもしゃべる方は何をやっても苦手ですね。。。

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