気づきとアウトプット
自身のブログを書いて早10年以上経ちました。
先日、当社のクイックシップ(社内報)の記事として、我々経営者と総監・副総監の計4人が書いているブログについてのコメントを求められました。以前は、社内でももっと書いてくれる人が多かったのですが、今や毎週UPしてくれているのは私を含めて4人となってしまい、ちょっと寂しいです。 確か2014年頃に経営陣や管理職は社員向けに自分の考える場をブログで述べる事としてスタートしましたが、ルールは毎週1記事UPすること。 テーマは、仕事のことや当社の理念や考え方に絡むこと。仕事の事を毎回書いていると自然とネタ切れになってしまうので、たまにはプライベートのことや家族のことも織り交ぜています。 ただ、毎週自己発信(ブログ)をしていると、ネタ探しを目的に自然と外出した際や他の人との何気ない会話の中からも、気づきを得ようとしてしまいます。
当社の日報で、気づきが一番大切なことは社員の子達は良く理解してくれていますが、人の脳はインプットしただけでは記憶に留めてくれない性質があります。 自身の気づきをアウトプットすることによって、記憶に残るのもそうですが、毎日の日報に気づきを書くというアクションがそこに生まれる事により、行動に移すきっかけとなります。 よく経営者の人たちがSNSやYoutubeなどで自己配信しているのも、単純に知名度を上げたいという意味合いも強いですが、読んでくれる人へ何かしらの影響を与えて、良い意味で動機づけになればと考えていると思います。 それが有名人や影響力のある人が言うことにより、その記事に説得力を持たすこともできます。 Youtubeで「令和の虎」を見ていたら、17歳の高校生が社長さんたち相手に投資をして欲しいとプレゼンをしていました。
この少年の名は「中島隆誠さん」というアーティスト(芸術家)で、詩など自分の作品を見てもらうには、東京芸大へ進学するよりも、東大生になった方が、世の中の人たちは自分の作品に注目してくれると話していました。 その理由は、学校には制度と権威があり、例えば、論文で詩を書いてもただの詩として教授は読んでくれないが、論文の形式で詩を書いたら、しっかりと読んでもらえる。東大の方が批評言語をしっかり学べるから、アーティストとして成功するには芸大より東大の方が近道である。
17歳にしてこんなことを考えているのだから、我々大人たちもタジタジです。 正に天才児ですね。
令和の虎たちも、満場一致で彼に投資をすると決めており、彼も将来きっと成功するので、その時に過去へ戻って恩返しをしますと、またもやカッコいい答えを返していました。 その後、残念ながら東大には受かりませんでしたが、こういう子たちが将来日本を背負って立つのだと、私も夢が生まれました。
頭の良し悪しもありますが、彼もまた普段の学校生活やアーティスト活動をしているなかでの気づきが、こうして彼を成功へ導くヒントになっているのでしょう。 人生もそうですが、仕事で成功させるのも、家にいるときやお風呂に入っているとき、家族と外出している時でも、常に気づきを見つけてアウトプットすること。 また何か良いアイディアや方法を気づけるというのは、経験値もありますが、日頃から仕事のことを頭の中で考えていなければ、気づけないと言うことでしょう。