売上とは
先週から経営者としてのセミナーを受けています。
毎月1回の授業ですが、当社の過去の歴史や現状を見つめる為の課題も出て、会社の為にもなるし、自分の学びにも繋がり、大変有意義なセミナーと感じています。
その中で、企業としての「売上」とは何か? という話になり、私も色々と考えていました。
売上とは、企業(当社)が作り出す製品の価値であり、そこで働く経営者・従業員の価値であり、全てをひっくるめて、当社の価値が売上に繋がっています。 企業が売上を伸ばす為には、この2つの価値を上げていく必要があります。例えば製品の価値となれば、新製品開発や品質改善、機能やスペックを上げてより使いやすい製品にしたり、既製品の歩留まりを下げて、他社より安く良い製品を作り出す力でしょうか。 経営者とそこで働く従業員の価値とは、先ずは革新的な製品を生み出す力や、より良いサービスを客先へ提供する力、挨拶や理念を皆で共有することなど、人として社会的価値を高めることでしょうか。 その為には、製品知識もそうですが、お客様が喜んでいただけるサービスを研究し実践することが上げられます。
それでは「価値」とは何なのかというと、社会への貢献度が価値を表す値になると思いますし、それを数字で表したのが売上額となるのでしょうか。
企業のランク分けでもある、大企業と中小企業の線引きは、結局のところ売上額の大きさで決まって来ますし、大企業であるほど、社会的責任や社会への貢献がなされているかが問われます。
例えば、「年商10億円の壁」というものがベンチャー企業など、我々経営者の前に立ちはばかりますが、売上が10億円を超える企業と超えられない企業の差は、自分だけが得をしたい経営者か、皆の幸せまで考えている経営者かの違いにあると、ある先生が言っていました。経営者一人が頑張って稼げる年商は3億円が限界と言われています。 それでも3億円売り上げるとなると、相当な苦労と自己犠牲を伴いますが、それ以上のステージに上がる為には、経営者も含めてその会社で働く全員が、社会での信頼を得なければなれないということです。
今回は、私なりに売上をテーマに文章に落とし込んでみましたが、実際にセミナーで先生が言っていたことと多少違いもあります。 しかし、自分なりに文章に落とし込んでみるという作業はとても重要なことです。 頭の中でぼんやりと思い描いていても、なかなか明確な答えが見つかりません。 悩んだら、先ずは文章として書いてみる。 そうすることで、問題解決の糸口が見つかります。
皆さんも実践してみてください。