丸刈りにしました。
大きな損失を出してしまったことへの反省の意もありますが、自分への戒めの方が強いのかもしれません。 私は組織のトップである以上は、すべてのことへの最終責任があります。組織内の誰かの失態であったとしても、対外的に迷惑がかかれば謝罪は私にあります。 ただ今回の問題は、私の最終判断に曇りがあったと、大いに自覚しています。当然、頭を丸めただけでは損失分の穴埋めにはならないので、私財を投じるつもりです。 失敗を繰り返さない為に組織のあり方・仕事のあり方から改善しなければなりません。 改善というより改革に近いのかもしれませんが、坊主頭はその改革への不退転の覚悟と思ってください。 先代は、強いリーダーシップと、スパースター的な嗅覚と才覚で事業を伸ばしてきました。 当然私の能力がそこまで達していないのは事実ですし、その域まで達することは正直難しいでしょう。 その為、足りない部分は組織で補うしかありませんし、各々の管理能力を上げていくしかありません。私一人では見切れない箇所がたくさんあるし、正確な情報が上がって来ないこと、判断を間違える所もあります。 情報というのは、自ら取りに行くものでもあるし、捉え方で良くも悪くもなります。情報の裏に隠された物をしっかりと見極めるために、もっと情報収集力と情報の整理術を養わなければなりませんが、その話をすると意図が変わってきますのでここでは深掘りは止めておきます。
組織で物事を動かすというのは、簡単に言えばトヨタカイゼン方式のようなものです。 問題があればその場ですぐに解決していく。常に問題定義と解決を自然に繰り返される組織にしていかなければなりません。その成果が、大難を小難・無難にしていくことができる方法だと思います。 また、少しの変化と不具合を見逃さないという注意力も高めれなければなりませんし、各々が自分の仕事を最後まで責任を持ってやり遂げることも必要です。 かなり抽象的な書き方となってしまいましたが、とにかく気持ちが熱い内に変えて行かなければ、また同じミスの繰り返しになります。 本日、私が一番大切にしていた愛車を売りに出しました。 己に厳しくあるべき、それが経営者の勤めでしょう。
