営業はタイミング

営業活動を行う中で、結果が出せる人と出せない人との違いは、運によるものだと思います。
運!?そんなので自分の成果を片付けられてしまったら、世の中の営業マンにとってはかなり酷な話になります。「チャンス(運)」を掴めるか掴めないか? と説明すれば納得してくれるのではないでしょうか。良いチャンスが巡ってくる、サッカーでボールが運良く自分の走っているゴール前に転がってくるシチュエーションを想像すると分かります。 たまたまゴール前に走っていただけでは無く、このタイミングでこの速度でゴール前に走ったら、上手くサイドから仲間がボールをパスしてくれる、或いは仲間のシュートをキーパーがこちら側に弾くだろうと、そんなイメージを持たなければシュートは決められないでしょう。 サッカーを見ている観客は、今のはおいしいシュートだったと言うかもしれないが、全ては計算尽くされたシチュエーションをエースストライカーが作り出しているのです。 仕事の上でも同じように、特に営業活動においては、この計算尽くされたシチュエーションを作り出せれば、新規顧客からの受注が決まってきます。 他にも最終的に購入を決めるクロージングが上手いや、相手に気に入れらるコミュニケーションなど、日々テクニックや人間性を磨かなければなりませんが、顧客がそもそも買う意思があるかは、顧客のライバルが新製品を出したから、自分たちも新製品開発を行わなければならない、ちょうど新しい課題が出て既存製品を改良しなければならない、競合がつまづいたので購入先を変えたいと考えているなど、購入者のタイミングによるものが大きいということです。
「チャンスの神は前髪しか無い」とギリシャ神話のカイロス(前髪しか無い神)がモチーフになっていると言われていますが、その前髪を掴める為に、スピード感、レスポンス力、製品知識、コミュニケーション力、提案力、そして人間性を磨いて、成功の方程式を自分なりに作り上げることです。

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