入社式
今年4月は新卒3名が入社してくれました。 ちょうど同じ時期に入社した中途組2名を加えて、4月3日に入社式を行いました。 元々、中途採用がメインであった為、時期が重ならないことから入社式は行っていませんでしたが、コロナも緩和されたこともあり、ささやかですが門出をお祝いさせていただきました。 代表として、社員証の名札を一人一人の首に掛けさせて貰いましたが、これから苦楽を共にする仲間たちの誕生に、嬉しさが込み上げてきます。
私も、ここニッセイエコに入社して24年が経ちます。 経営者の次男坊ですので、入社前からもアルバイトで会社には出入りしていましたが、これまでに社内でも1番の経験を積ませて頂いたと思います。 海外も色々な国へ出張や駐在をさせて貰えたし、製造から管理、営業に至るまで、20歳そこそこで海外の工場一社を任されました。 いま振り返ると会社や先輩たちには感謝しかないですね。 経営者に育てていただいたということになりますが、それだけ私への教育に投資してくれたということです。
会社を英語で書くと「Company(カンパニー)」となります。カンパニーは、元々ラテン語で「一緒にパンを食べる仲間」の意味だそうです。 その為、ネイティブの人は「一緒に過ごす仲間」として、このカンパニーをよく使うそうです。 要するに、人が集まって何かの事業を進めていく、この「人(仲間)」を中心に苦楽を共にするのが、会社としての本来の目的なのでしょう。
会社は、人を一人前に育てる為に、その人に支払う給料以上の金と労力(時間)をかけています。
特に、直属の上司(リーダー・部門長)は、将来自分よりも大きく成長し、会社内で活躍する人材と成って欲しいと切に願い指導してくれています。職場の先輩たちは、学校の先生と違って教えるのがメインの仕事ではありません。 自分の業務を持ちながらも、時間を割いて教育してくれているということは、新しい子たちもしっかりと感じて欲しいと思います。 そして、技能を習得して、先輩を手助け出来るようなれば、また次のステップに進んで行き、もっと責任のある仕事を任されていきます。
それと先輩たちは「良き師」を目指して欲しです。 良き師への巡り合わせが、その人の社会人人生を豊かにしてくれます。 かなり抽象的になりましたが、「良き師」とは、技術や仕事のやり方の指導もそうですが、やはり考え方や理念の手本となるべきです。 ある程度の技術は、誰でも時間を掛ければ勝手に備わって来ますが、道徳心(精神)は、学ぼうと心がけなければ、いつまで経っても成長出来ません。むしろ、心がけていないと時間と共に衰退して行ってしまします。 仕事において、なぜ考え方が大切なのかは、私の最初の講義(先ずは考え方ありき)で説明しましたが、
「考え方」✖️「熱意」✖️「能力」= 「仕事の結果」
自分の仕事にも人生にも、必ずや力となってくれますので、先ずは心に留めて実践していって欲しいと思います。