Good & New

先週、会社の朝礼でGood & New の話をさせて貰いました。
24時間以内で起きた「良いこと」「新しいこと」を皆に話すという取り組みです。
コミュニケーションが不足している組織を活性化させる為に、アメリカの教育学者(ピーター・クライン氏)が提唱されたもので、最近様々な企業が取り入れている手法です。
やり方は、5〜10人くらいの小グループを作って、輪になってボールなどを回しながら一人一人が発表していきます。 発表者はだらだらと長くならないように内容は1分以内でまとめること、聞いている人たちは話し終えたら必ず拍手を送ってあげること。全員が話し終わったら「今日もよろしくお願いします」で終了して業務(仕事)が始まる。 アイスブレイク(人と人のわだかまりを無くす手法)でもありますが、朝の生産性は昼間の6倍とも言われているように、朝からスイッチを全開にして、気持ちよく仕事が出来ることで、より一層の成果が上がります。 人は誰だってご機嫌で仕事をしたいものです。 朝から人間関係でいらいらしていたら、はかどる仕事もはかどらないというものです。
それ以外にも、相手からボールを受け取り、「はい、24時間以内に感じた良いこと新しいことを話して下さい」と言われたら、人は「何か良いことがあったかなぁ」っと記憶の中をグルグルと考えて行きます。 人は悪いことや嫌なことの方が記憶に残りやすいですが、それはネガティブワードとして、他人から良いことをされたや、仕事でこんな良いアイディアを発見したなど、自分の気持ちをポジティブに切り変えて行けるようになります。聞いている人も、人の不幸話を聞くよりも、仲間の嬉しい姿や頑張っている姿を見ている方が、前向きになれるし、穏やかな気分になれます。また普段から誰かの良い所探しが芽生えていきます。
組織には、目指すべき目標も必要ですし、互いに競争し合える環境も必要です。 やるべきことが明確であるかこそ、人はサボらず、目標に向かって、チームに緊張感が生まれます。 その為、一概にリラックス状態が良いかというと、そればかり追求してしまうと己のスキルは上がっていきません。チームのメンバーに迷惑を掛けられない、ミスをしてしまったり、成果が上がらないと上司や同僚から厳しい指摘を受けてしまう。 そんな緊張感があってこそ、自分を追い込み、自己啓発に繋がります。他にも良い組織を作る方法とは? と聞かれれば千差万別ありますが、私が考える組織作りの上で重要視するものは、「ありがとう」「おめでとう」と感謝と賞賛が飛び交う組織にすることだと考えます。

関連記事一覧