子育て
妻の母(義母)が1週間子育ての応援に来てくれました。ベビー用品とベビーベッドが置いてあるリビングの隅に寝床を作って、妻と一緒に赤ちゃんと長男の世話を手伝ってくれました。妻も私も大変助かったので、もう少し・・・という名残惜しさはありましたが、仕事や義父の事も心配なので今日の新幹線で帰られました。
普段からテキパキされている義母さんで、昔は父親(義父)は仕事が忙しくほとんど家に帰って来ず、3人の子供(妻たち)をほぼ一人で育て、近所の人からは母子家庭と思われていたと話してくれました。一人で育てる上で一番困ったのは買い物だったとの事で、3人の子供を同時に連れて行くことは出来ず、子供たちを寝かしつけた合間の20〜30分で自転車でスーパーに走って即行で買い物を済ませていたと。いない間に子供が起きても事故や怪我が起きないように、あらゆる事を想定して安全対策を行い、部屋も常に綺麗に整えていたと、散らかった内の部屋にため息を付いていました。私の母親もそうだったのでしょうが、私たちが子供の頃は紙おむつも無い時代、夫は仕事人間という家庭が大半だったでしょうし、近くに親類がいなければ全て母親一人で家事と子育てを行わなければならなかった。保育所も、今では0歳児から預かってくれる所もありますが、昔は3歳保育ですら未だ少なかった時代、昔に比べれば今の我々は恵まれているのかもしれません。それでも、私が住んでいる駅前では、帰宅時間に小さい子供を保育園へ迎えに行くお母さん方も多く、子育てと仕事の両立で夫婦共働きをしなければならないのも現実です。
そんな苦労をした義母さんも、義父さんは稼ぎだけは良かったから我慢できたと話していましたし、現に義父は当時から先ず一発では受からない牽引免許を、一発で受かったと自負していますし、1人で独立し社長兼特殊トレーラーの運転手として一家を支えてきました。「男は家族のために稼ぐのが一番!」と私も結婚前に教えられた事を思い出します。
私も、皆にはもっと稼がせてあげたいという思いは強いのですが、稼ぎを良くする為には、ある程度の犠牲(プライベートの時間など)は覚悟する必要があるでしょう。 結局のところ、生産性=時間となる以上、どれだけ仕事をしたかによって稼ぎも変わってくると私は考えます。それが日本の高度経済成長を支えたお父様お母様たちなのでしょう。