アップデート
先日のブログで書いたマンションのご近所付き合いをAI Qualiaの相談窓口に入れさせて頂いたら、4つの回答を頂きました。 その中で、管理組合をやって貰えない住人を巻き込む為の情報発信とシステム作りが必要とホセインさんのご回答に、確かにそれが足りていないと気づかされました。 私も会社内では、システム的に物事を動かしなさいと助言をする立場ですが、それは私が上司で、伝える相手が部下である為、話をきいてくれます。マンションの住民の方々となると、上下関係がないのでなかなか私の意見が通りません。職業柄、ISO9001や社員教育など、皆が同じ価値観を共有し、ルール厳守が正しいと思っているので、理事会での発言も結構自信を持って発案しています。 しかし、住民の3/4の承認を貰わないと今あるマンション規約が変えられないと、事あるごとにそれが壁となって話が止まってしまいます。また、ルールを守らない事への罰則規定も規約に書いていないので、もし作るとなるとやはり住民の承認を入れてからでないとルールが作れない仕組みです。 内のマンションは、かなり高齢で長く住んでいる方々が多いので、他の理事の方も顔見知りが多く、住民説明もある程度素直に承認されます。それでも規約はもう30年以上変わっておらず、後から起きた問題は全て追加追加で添付されていて、どのルールが生きているのかも分からない状況です。 とにかく、今の生活習慣に元の規約が追いついていないと言う事です。人を動かすには、仕組み作りが重要。 先日ホンダの技術者の講演を聞いた時に、人的ミスであっても「人を責めずに仕組みを変えろ」と言っていました。 実際にホンダの社内はその考えを元に生産体制の見直しを常に行っていると話していました。結局のところ、ルールも規約もどんどんアップデートして行かなければならないという事です。新しくマニュアルを作る事は、初めから完璧な物を作ろうとして、全てをモーラしている内容を頑張って時間をかけて作ります。 これで完璧だといった感じで、初版を作って満足してしまいがちです。 私のマンション規約も、読むと一つ一つが30年前に作られたとは思えないほど完璧な内容ですが、逆にその規約に縛られ過ぎていて、もっと自由度がないと今の若者は付いてこないと思える程です。民法も毎年改訂されていますが古いルールに縛られているし、憲法改正もなかなか進まないのも分かります。 マニュアル作りのプロの助言は、毎月、遅くても2ヶ月に1度はマニュアルを見直した方が良い。パソコンもスマホも常にアップデートされるように、今日の最良は明日の最良では無いと言う事ですね。