ロックダウン

国内でもコロナの感染が未だ続いていますが、お隣の中国でも感染が広がり始めました。
感染者は1万人ですので、総人口からすれば日本や韓国の比ではありませんが、その内上海市だけで6,000人に上り、昨日から事実上のロックダウンに入りました。 当初、上海市を東と西に分けて、東地区を3月28日〜4月1日まで、西地区を4月1日〜4月5日まで外出禁止を行い、全市民にPCRを受けさせて感染者の炙り出しと囲い込みを行う予定でしたが、本日3日時点でも東地区の外出禁止が解けずにおります。 当社も上海の西地区に工場があり、日本向けの製品も多く製造している事から、正直先行きに不安しかない状況が続いています。 中国政府は、感染者ゼロ政策を強行しており、完全な封じ込みを進めています。 ニュースでも見られるように、2,400万人が住む上海市が人っ子一人いない路上を見るのは、一昨年2020年2月の感染が始まった時の外出制限以来、或いは初めての事でしょうか。。
そんな中、現地スタッフの頑張りもあり、月末のコンテナ便はなんとか工場を出荷できましたが、上海港は動いている情報ですが、出港するまでは安心出来る状況ではありません。コンテナを運んでくれる運転手さんは、港のある東地区の封鎖を受け、真っ先に港へ行き夜通し車中で待って、空コンテナを積んで、封鎖されている道路を抜けるのに通常1〜2時間で着く距離を8時間以上かけて夜中に会社に着き、次の日の早朝に積み込み、また何時間もかけて港へ運んでくれました。本当に感謝しかありません。 また、何人かの社員は会社に泊まり込んでくれたり、たくさんの内職を持ち帰ってくれたりと、なんとか製造を繋いでくれています。 それでも、長期化してしまう可能性がある以上は、当社も危機意識を持ってどうにかお客様に迷惑を掛けずに製品を供給し続けなければなりません。昨年秋にベトナム・ホーチミンがロックダウンに陥った時は、販売先がベトナム国内であったこと、また周りの客先もほぼ製造出来ない状況となり、何とか乗り越えられましたが、今回は国を跨いでいる為、かなりの危機に直面しています。
全社員、知恵を絞り出して乗り越えて行くしかありません。

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