敵ではなく味方

スノーボード男子ハーフパイプで、平野歩夢選手が金メダルを取りました。
生では見れなかったのですが、ニュース速報を見てやってくれたと思いました。
15歳でソチオリンピックで初出場で銀メダル。
4年後の19歳で平昌オリンピックでも銀メダル。
金が取れない平野選手に立ちはだかるのは、絶対王者ショーン・ホワイト。
ショーン・ホワイト選手と言えば、トリノ、バンクーバー、平昌で3つの金メダルを取り、世界最高峰のXゲームでも毎年優勝をさらっていく正にスノボー界のスーパースター。
年齢は、ショーン選手が35歳で平野選手が23歳。 一回り以上離れた2人ですが、ショーン選手は平野選手が子供の頃から知っており、アユムは化け物になるとその頃からライバル視していたと話します。
平野選手も、ショーン選手に憧れて、スノボーとスケボーと両刀使いのショーン選手を追いかけて、東京五輪でもスケボーで出場しています。 というか、東京五輪に出てたった半年後の北京で、ここまでパフォーマンスを仕上げて来れるって、いくら同じ横乗りの競技ですが、コンクリートと雪とでは違うと思うし、ものすごいことですよね。
そもそも、今回のハーフパイプでは、平野選手が超大技「トリプルコーク1440」(縦3回転+横4回転)を五輪で初めて成功させて金メダル。。それも高さ5.5m(パイプのエッジから)も飛んでいるので、 もう人間技の次元を超えてますよね!
ネットニュースに載っていましたが、平野選手がショーン選手に勝つためには、超大技「トリプルコーク1440」を決めなければならない。 技の難易度が上がるほど、事故(死)の危険を超えるだけの恐怖心をチャレンジ心に変えて行かなければならない。 それが、ライバルに打ち勝とうというただ一点の勝負心なのでしょう。 テレビ番組で、未だあどけない少年の平野選手と成人に近いショーン選手が一緒に写った写真から、今回試合後にショーン選手と抱き合って賞賛を讃える姿に私もグッと涙が出てきました。 ライバルは敵同士に見えますが、お互い成長させる為の最高の味方同士なのでしょう。

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