ちゃんとやる
Youtubeをみていたら「SA-CUS」という西野亮廣さんが主催するイベントで、田中修治さんの講義動画が配信されていたので見ていました。 田中修治さん、現在ではメガネの製造販売会社「OWNDAYS(オンデーズ)」を経営されていますが、経営者になるまでの経歴が結構面白い方です。 25歳で経営の世界に入りましたが、それまでは高校時代から音楽バンドを組んで、学校にも行かずに日本全国のライブハウスを機材車に乗ってメンバーと回っていました。 20代でいちよは音楽レーベルに入ってメジャーデビューはしていたが、テレビのニュースで、ホリエモンこと堀江貴文さんが近鉄バッファローズ買収や、サイバーエージェントの藤田社長が女優の奥菜恵さんと熱愛など、社長になるとカッコよくてモテると思い、音楽レーベル会社にバンド解散を告げて、そのまま会社を起こして社長になりました! 当時IT系を目指そうと、ホームページを作る会社を作って、実態は大手企業から依頼を受けた仕事をそのまま制作会社に横流しするというビジネス。 よく考えますよね! その後2008年に、今の会社OWNDAYSが14億円の負債をそのまま引き継ぐ条件で0円で経営権を引き継ぎ、10年足らずで再建を果たし、現在世界各地に400店舗、年商300億円の会社に成長させました。
その田中社長が言っていた言葉に、「知っている」「できる」「やっている」この3っつをしっかり続ければ、どんな夢も叶えられると話していました。 例えば、夜早く寝て、朝早く起きた方が体に良い。 皆「知っている」事ですし、誰でも「できる」ことです。 しかし実際は、毎日「やれていない」人は多いです。 夜遅くまでネットフリックスやゲームをやったり、朝もギリギリまで寝ていたりと、健康に良いと知っていても、皆やらない。 小中学校は、家に帰って宿題をやって、その日の復習をやって、次の日の予習を行う。 先生や親からやりなさいと言われた事をせっせと毎日続ける子供たちがいます。しかし大人になったら、仕事から家に帰って来て、その日の仕事の復習と反省をして、次の日の準備と予習をやっている社会人が何人いるか? 私も社員によく言うのが、自分の子供には、元気に挨拶しなさい、しっかりと「ありがとう」と言ってお礼を言いなさい、悪い事をしたら「ごめんなさい」と謝りなさいと躾しているでしょう。 それなら先ずは自分(大人)が実践しなさい。 そう、子供の頃は当たりまえと思っていた良い事を、大人になるとやれなくなる。。 だから「知っている・できる良い事をちゃんとやる」それだけで人間関係も仕事も夫婦関係もみんな上手く行くわけです。 奥さんから可燃ゴミを捨てて来てと頼まれて、「はい喜んで」と素直に家事を手伝ってあげたら、夫婦喧嘩にならないですよね!
また、知っていること、できることをやることによって、新たな発見や知識が付いて、知っていること、できることが増えて行き、その増えたことをまたやればよい。そしたらもっと良い方向に進んで行く、それが他の社長さんたちと違って、良い大学もMBAも取得していなくても、会社の再建が出来てしまう田中社長の成功の秘訣でした。
イチロー選手も、3日間の高校球児向けの野球講習会の最終日に、「3日間、僕(イチロー選手)が教えた事を、ちゃんとやってね」と球児たちに言い聞かせておりました。その「毎日ちゃんとやる」努力が出来る人だけが、プロ野球選手になれると断言していました。