へこたれない
Youtuberとしても人気のあったIT系のM社長が、自身が経営する会社の業績不振により、毎週配信していたビジネス向けのYoutube動画を無期限の休止を発表し、本業に徹するとありました。 私も好きで、動画やオンラインサロンの書き込みを見て色々と勉強させて貰っていたので、本当に残念です。 世間やネットニュースでは、「本業を疎かにしていたから自業自得だ!」という声が多数出ていることにも、何とも残念な気持ちになります。
私が弁明するのもおかしいですが、理由は、成長軌道に乗っていた事業に大きく投資を行い、そのタイミングがコロナ前(2019年末頃)であり、翌年からコロナ感染が広がり一気に衰退軌道に変わってしまった事です。
タイミングが悪いと言ってしまえばそれまでですが、事業を成長させる為にはある程度の投資を行わなければ伸びないというのも、ビジネスの根本にあります。 例えば、中国でITとEV車が伸びているのは、中国が国策としてIT・EV・半導体に巨額の補助金を企業へばら撒いているから、それらの産業に進出する企業が増え、競争が広がり、技術革新が進み、市場が育ちます。 中には、恒大集団のような悪いケースも出て来ますが、それでも中国政府の成長戦略は、しっかりとしているなぁっと感心します。 その点、日本は・・・と思いますが、衆議院選挙もありますので、日本の経済が良くなる政策を打ち出してくれることを願うばかりです。
話を戻しますが、成功する経営者というのは、必ず這い上がって来ます。 転んでも何かを掴んで起き上がって来る、そしてまた新しいビジネスを考え、負債や人員を整理してスリムにしてからまた企業を成長させて行きます。ビジネスというのは、ユーザーありきであり、ユーザーが満足する商品やサービスを生み出し続ける事が企業の価値といえます。
有能な経営者やビジネスマン、エリート管理職に共通して言えることですが、どんな逆境に陥っても、「へこたれない」ということだなっと感じます。 むしろ逆境を楽しむぐらいのタフさが無いと、仕事なんてやってられないという事ですね。