サーフィン
オリンピック、毎日熱戦を繰り広げられいます。
今回は私の趣味の延長ですので、ふ〜ん、そうなんだくらいでお読み下さい。
私の若い頃は、サーフィンにスケートボード、スノーボードと、横乗り系のスポーツが好きで、学生の頃は地元の仲間たちと熱中していました。 スポーツ観戦で、自分が実際にやっていたスポーツを見るのは、本当に白熱します。
理由は、ルールや技の名前をよく知っていること、またその技やテクニックが如何に難しいかが、身を以て分かっているからでしょう。 先日も学生時代に柔道をやっていた同僚が、ウルフアロン選手の決勝戦で、内股→内股で後ろに体重を意識させてすかさず大内刈りで倒した! その戦術が如何にすごいかを熱弁してくれました。柔道をよく知っている人の見る点は、素人の私とは違うんだなっと感じました。
さて、サーフィンですが、経験者から見るとかなり難しいコンディションだったと思います。 先ず台風でまとまりの無い波からライド出来る波を見極める所から相当な技量が必要ですし、台風でカレント(潮の流れ)がキツく波待ちしていると勝手に流されてしまう状態で、常に波の崩れるポイントに移動しながらパドリングをし続ける体力。 銀メダルを取った五十嵐カノア選手が、決勝戦で波待ちするポイントを左側に取ってしまい、右側で波待ちしていたイタロ選手がバンバン良い波を取っていく。 完全に戦略ミスですと悔しがっていましたが、他のスポーツと違って、サーフィンは自然との戦いで、同じ波は2度と来ないし、あのコンディンションでは、崩れるポイントも常に変わってきます。本当に難しいスポーツです。(私個人の見解ですが)
金メダルを取ったイタロ選手は、2019年のWCT(サーフィンのトップリーグ)の世界チャンピオンです。 五十嵐カノア選手は現在世界5位。 準決勝で戦ったガブリエウ選手は、今年の世界1位ですので、カノア選手が準決勝で最後にエアーリバース(技の名前)を決めて9.33(10点満点中)の高得点で逆転勝利! これだけで、私は感動を噛み締めていました。 因みに、一般サーファーは、エアリアル(エアー)は先ず出来ません。運良く飛べても波の後ろ側に飛んでいくだけです。。
製造業においても、技を極めるというのは、努力無しでは出来ないことですし、立ち上げで、一発で良品が出た時の凄さと満足度は、知っている人だからこそ感じるモノです。 その点は、スポーツマンも職人も、似た分野だと思いますし、営業マンであっても、仕事を取るぞと熱意を燃し、商談のテクニックを磨き、入念に資料を準備して、受注が決まった時の高揚感があります。
何かを達成するまでには、ストーリーがあり、それまでの努力やチームワークがあります。 勝負事ですので勝敗はありますが、そのストーリーは大事にしたいと感じます。