良い所、悪い所
二年越しでクオティーカップが開催出来ました。
コロナ禍ということで、海外渡航が出来ないので、オンラインや動画を送って貰うなど、
新しい手法での試みなので、正直手探りな点もあります。 それでも開催出来る事が何よりも嬉しいですね。
ここ最近、客先の工場監査も極端に減ってしまい、特に5Sや環境整備は、定期的に人から見られるから維持されるものです。 丸一年海外工場へ行けていないので、はっきり言って心配しています。今回のクオリティーカップを機に、定期的な工場チェックの方法も見出さなければならないでしょう。
さて、国内工場は直接現場へ行って監査が出来ました。 今回は、指摘より良いとこ探しを心掛けていましたが、どうしても粗探しになってしまいます。 準備万端とは言えないまでも、事前に監査のシミュレーションを立てて、QC活動を頑張ってくれていると、現場を見るなり気づきました。 大抵は、現場に入って工場の綺麗さと部門長の姿勢を見れば良し悪しの判断が出来てしまうものですが、そこはグッと我慢して、話を聞く事に徹しました。
普段は細部まで見れないので、こんな工夫をしているんだ!と監査をしている私も楽しくなります。 あまり褒め上手ではありませんが、「良いねv」と伝えると、誇らしげな笑顔が返って来ます。 悪い所をネチネチ言っても、お互い心が曇って行くものです。 但し、「普段からやるべき所」「考えが間違っている所」は、指摘をさせて貰いました。
自主的に正しい行動が出来るスタッフを育てること。それが管理者としての一番の仕事でしょう。
その仕組みが定着したら、会社も工場も品質も自然と良い方向に回っていく。
その一つが、クオリティーカップに表れて来ます。