先の先を読む力

先日ラジオを聞いていると、居酒屋和民創業者の渡辺美樹会長がゲスト出演をしていました。
昔、私が20代初め頃に、高杉良さんの「青年社長」(渡辺氏がモデル)を読んで、大ファンになった経営者であり、コロナ禍で外食チェーンが軒並み厳しい中、どのように立て直すのか大変興味を持っています。 そのラジオのテーマに「億万長者の習慣」という本を評価していましたが、全ての項目で渡辺会長が実践している事と同じだと話していました。 例えば、朝の1時間(ゴールデンタイム)を有効に使うや、凡事徹底するなど15項目ほどあるのだが、その中で強く共感していたのが「シュミレーションをたくさんやる」という項目でした。 事業計画を立てる経営者に取っては特に必要な項目ですが、一般のビジネスマンにとってもこの「シュミレーションを行う」は自分が手がける仕事を成功させる為に必要なスキルでしょう。 例えば、居酒屋和民がコロナ禍を乗り切る為に200店舗を焼肉店に変えてしまう計画を立てましたが、現状どう頑張っても100店舗しか行かないとします。 それなら、唐揚げ店の出店も進めよう、いや、競合が多いからその場で天ぷらも揚げられるようにしよう。しかし設備費が増してしまうので、店舗では無く移動式にしよう。 常にYes/Noで、数手先まで頭の中で何度もシュミレーションを行う事で、失敗したときのリカバリーがすぐに出来るようにしています。 よく将棋は経営に繋がると言いますが、藤井聡太七段は、50手先まで読んで対局しているそうです。 すごいですよね!!
私も当社の創業者から、最低でも3手先まで考えて行動しなさいと、よく言われていました。
普通の人は、自分が考えた方法は絶対に上手く行くと過信してしまい、上手く行かなかった時の事すら考えていない人がいます。 先の先の先を読む力。 その為には、何度も頭の中でシュミレーションをする習慣が必要です。

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