頭の良い人の思考
頭の「悪い人」と「良い人」の思考の違いです。
例えば、売上が下がっている。さあ、あなたならどうする?
悪い人の場合は、
このまま下がっているのはマズい、もっと営業を強化しなければならん!
よし、客先周りをもっと増やそう! 広告宣伝にもっとお金を掛けよう。
など、短絡的に物事を判断し、行動に移してしまいます。
確かに、訪問件数目標を2倍に増やせば、下手な鉄砲数打ちゃ当たるように、確率的に案件数が増えます。
売上減を量でカバーする、景気が良い時はそれでも良いが、景気が悪い時はなかなか結果が出ないでしょう。
頭の良い人の場合は、
先ず、なぜ売上が減っているのか? この「何故?」をしっかりと考えています。
例えば、客先訪問が減っているから! では何故訪問件数が減ってしまったのか?
緊急事態宣言で、アポが取れないから。
当社の製品に興味を示さなくなったから。 では何故興味を示さないのか?
価格が高いから。 では何故価格が高いのか?
競争が激しい、安い中国製が出て来たから。 中国製は何故安くる販売出来るのか?
設計変更で図面が変わり、当社品を使わなくなったから。 何故他の部品に変わったのか?
不良品が多く改善が見られないから。何故不良品が多いのか? 技術の問題?
要するに、自分の頭の中で1人ブレーンストーミングを繰り返し行なって行き、多方向から「なぜなぜ分析」を行なっています。 他にも、SWOT分析や3C分析、4P分析(マーケティング)など、いくつか手法はありますが、その基本は全て「なぜなぜ分析」であり、より深い思考が出来る人が頭が良い人の特徴でしょう。