スマートシティ
「スマートシティ」として、クリーンで住みやすい街づくりをトヨタやパナソニックなど大手企業が進めている話は聞いた事があるでしょうか。藤沢市にも、工場跡地を利用して一部のモデルシティがあり、日々データ収集を行っています。
3.11大震災よりちょうど10年が経ち、復興がまだまだ進んでいない地域が多いとありました。復興とは、元の街に戻るのでは無く、より安全で住みやすい街を作るというのが本当の復興であると、記者会見で大臣が話していました。
日経ビジネスに福島県相馬市の夢のプロジェクトの記事がありましたが、震災から10年経っても、その夢が実現出来ていないと書いてありました。
相馬市は、震災後にイーロン・マスク氏が、被災地が再生可能エネルギーの大聖地となることを期待して、総額2,000万円の太陽光パネルを寄贈したが、今は産業廃棄物の埋立処分場にひっそりと置かれたままとのこと。 マスク氏や地元の人が夢見たプロジェクトは、なぜ進まなかったのか!? その理由は、地元の人や企業が努力しても進まない大きな問題「壁」があると書いてありました。
EUや他国では、このようなプロジェクトが進む為に、政府が自治体を支援し、問題となる事情を強制力を持って動いてくれる。 しかし、日本は既得権益と規制の壁があり、なかなか動けない。。 それが復興もそうですが、道路工事やIT化が進まない理由でもあるとの事です。
日本もどんどんスマートシティが増えていき、再生可能エネルギーに取り組んで行けば、また新たな需要や産業が生まれ、そこに利便性と雇用が出来てくる。それが冒頭に書いた、企業が進める「街づくり」に繋がるのでしょう。
震災から10年、この節目を前に我々が取り組むべき事をもう一度見つめ直す必要がありますね。