まずは仕事を終わらせること
金曜にオートモーティブとネプコンの展示会へ行くことにしました。緊急事態宣言下での展示会であり、正直感染リスクなど考えて極力何も話さず、何も触れずに見るだけを心掛けていましたが、行ったらほとんど来場者がいなく閑散としており、2割以上の出店者も取りやめたのでしょう、無人のブースに会社名だけが掲げてありました。 人のいない光景にかなりショックを感じ、この鈍化した経済がどこまで続くのか? 不安しかありません。
展示会場での感染対策においては、入場口を減らして、毎回一人づつ手消毒と体温測定を行ってからの入館であり、徹底されていたと感じます。
ほぼ無観客の展示会場を歩いていると、当社と古くから付き合いのある電線メーカーのブースがあったので、話を聞くことにしました。
OA機器や家電向けの電線やワイヤーハーネスにおいても、自動車業界と同じように、大きな転換期にいる。スマホの登場や電波・弱電の無線化(ワイヤーレス)によって、電線を使わない方向に急速に進んでいる。 無線充電は、電磁波問題があり、例えるならその空間が電子レンジの中にいる状態であり、人体に影響が無いとは言い切れないが、テクノロジーの波には逆らえない。。ではどうやって生き残っていくのかは、企業努力しかないよね! お互いに危機感しかありません。。
開発品としては、ゴムのように伸び〜る電線を作り、将来性のあるウェアラブルの世界に入るとのこと。 業界初で特許出願中! 現物を見せて貰いましたが、あ〜なるほど、こんな発想か! と物を見れば分かりますが、これを形にしたのはさすがだなっと絶賛しました。
Facebookの創設者 マーク・ザッカバーグ氏の言葉に、
「Done is better than perfect」(完璧を求めるよりまず終わらせろ)
プロジェクトは、途中で投げ出される物がたくさんあります。技術的な壁が立ち塞がったり、完成しても中途半端で売れない物や浸透しない仕組みもあります。 しかし、一つづつのタスク(仕事)を完璧でなくとも終わらせて、次の担当に移すこと。この完結させる事が生産性においてもっとも重要なことでしょう。