感動をあたえる
人は感情で動く生き物です。
しかし、感情ばかりで論理がなければ胡散臭くなりますが。
ちょうど先週は水曜に社内向けに代表塾をやって、金曜はAIクオリアで講話を話す機会がありました。 話した内容は、ここでは控えさせて貰いますが、どうすれば相手に伝わるストーリーになるのか? ポイントがあるので、参考にしてみてください。
先ずは、相手にイメージを持たせること。
本当は動画やパワーポイントを使って、絵で表現してあげると良いですが、白板もスクリーンもない状態で、相手にイメージを付けさせる為には、自分の経験談を交えて話をすることです。 人の人生なんて、多かれ少なかれ似たような経験があります。例えば、小学校の時に教室で虐められた。 虐めまで行かなくても、友達から無視されてしまったなど、誰しも1度は経験しているはずです。その自分の苦しいを思い出を折り混ぜることで、相手も昔の思い出を振り返り、そのイメージを重ねることによって、伝わり方が格段に上がります。
次に、多少大袈裟に話をすること。
例えば、「本当に○○さんには感謝しています」でも、
「あまりに嬉過ぎて、しばらくその場で○○さんの少し照れた笑顔を思い出していましたよ」 どうですか?後の方が感情がよく表現されていると思います。
全くやっていないことをストーリーにしてしまうと嘘になってしまいますが、多少大袈裟にすることは、話す内容にお化粧をしてあげたと思えば良いでしょう。芸能人のように美しい女性も、化粧をして目鼻たちを際立たせることで、より輝いて見えます。 自分の体験を大袈裟に表現することによって、相手にもその情景をイメージしやすくする効果があります。
最後に、落差をつけることです。
人は、アメリカンドリームが大好きです。 アメリカ人だけだと思いがちですが、日本人もどん底から成功する話は、人を引きつけます。ディズニー映画に同じみなハッピーエンドです。 誰でも苦労をした、不幸だった時期は必ずあります。そこで苦悩し、挫折しないで踏ん張ることで、何か突破口を見つけて、その壁を乗り越えて成功を掴む。その逆でも良いと思います、幸せな生活から一転して不幸のどん底に落ちる。それでも這い上がって最後は今の幸せを取り戻していく。バッドエンドにしてしまうと後味が悪いので、出来る限りハッピーエンドで終わらせて欲しいと思います。聞いている人は、その話の落差に聞き入ってしまい、その続きが気になり、気付いたらあなたの話に吸い込まれていることでしょう。
他にも、大事なクライマックスで噛まない、何度も同じセリフに戻ってしまわない、話を忘れてしまわないなど、ミスしないためには、喋る前にある程度練習しておくことが大事でしょう。 私の場合は、噛み噛みだったり、途中で話したいことを忘れてしまったり、「まぁ」という言葉が多かったり、全ては準備不足が原因というのも分かっていますが、なかなか治せないのも私のダメな所です。。
昔から当社では、ことある事に一人一言づつ話す機会を設けています。その甲斐あってか、段々と皆話すのが上手になってきています。緊張しない為には場慣れするのが一番です。 是非皆さんも実践してみてください。