星の王子さま
大切なものは目に見えない:
きみのバラを、かけがえのないものにしたのは
きみが、バラのために費やした時間だったんだ
(サン=テグジュペリ)
『星の王子さま』を知っていますか?
フランスの作家 サン= テグジュペリが子供たちへ書いた物語です。
デグジュペリの本職は飛行機乗り(軍人)として第一次世界大戦で命を落としました。 デグジュペリを撃ち落としたドイツ兵のパイロットも、この『星の王子さま』を読んで育った一人だった。自分がデグジュペリを撃沈させたこと後から知ったこのドイツ兵は、2度と飛行機に乗らなかったという。
星の王子さまが一輪のワガママなバラ(薔薇)のお世話に嫌気がさし、バラと離れて宇宙を旅しておりたったのが地球でした。 そこで5000本のバラ園に行き、自分が育てていた綺麗なバラが、こんなにもたくさんあることに驚きます。 しかし、友達になったキツネから、「大切なものは目に見えない」と教えられます。それを聞いて、もう一度バラ園に行った星の王子さまが見たバラは、自分が育てていたバラとあきらからに違うことに気がつき、自分の星へ帰ることを決心します。
このキツネは、王子さまに誰かを愛する(愛情)を教えてくれたのです。
恋人であったり、奥さんであったり、子供であったり、家族であったり、友達であったり、上司も同僚も、自分が費やした時間、苦労を含めて一緒に過ごした時間が、愛情の積み重ねなのでしょう。
コロナで、家族と過ごす時間が増え、喧嘩やギクシャクする事も多くなります。
そんな時に、星の王子さまのお話を読んでみると、愛おしさが戻ってきますよ。