長いトンネル
毎日厳しい現実が待ち構えている。
全国的に緊急事態宣言が解除されましたが、これ以上自粛を続けていたら経済がたちいかなくなる、それも考慮しての解除であるのでしょう。
2ヶ月近く大半の産業が休業していたのですから、そのツケは計り知れない。
見えない敵の本当の恐ろしさはこれからであり、大不況という歯車が既に動き出してしまっています。
日本はコロナ対策の成功国として海外からも評価されていますが、昔から幾度の災害や飢饉を乗り越えて来た島国であり、一人一人の危機感と自己防衛力は高い。 今回のパンデミックとならなかったケースは、国民全体の防衛本能が働き、相手を傷つけない為には自分たちが我慢をする、それが功を奏したのでしょう。 しかし、経済を復活させる消費量や購買意欲を上げるには、この自己防衛力の高さが、返って景気回復を鈍化させてしまうと専門家も話していました。
この最悪な不景気をどう乗り越えて行くか、毎日その事しか考えていません。
どこの経営者も同じでしょうが。
海外へのビジネス渡航も、しばらく許可されないでしょう。 理由は、自国の第2波、第3波の感染対策が急がれている中で、海外からの水際対策を緩める事は日本も他国も後回しにするでしょう。
営業活動が出来なければ、経費を削って緩和されるのをジッと耐えるしか無い。
自己啓発で知識を深めて、テレビ電話を活用して少しでも営業活動を持続させていく。 それも活動が再開される見込みが立てば、モチベーションも上げられるのですが。
今の状況を例えるなら、先の見えないトンネルをSL列車で煙を吐きながら走っているようなものです。 出口が見えない不安に加え、吐き出した煙がトンネル内の視界を曇らせ、段々車内に充満し気付いたら窒息である。
マイナスな内容となってしまいましたが、皆がそれだけ深刻な状況であると認識しなければならないということです。
それでも、人も会社も、前を向いて進まなければならない。
出口が見えなければ、出口に出るまで走り続ければ良い。
煙で視界が見えなければ、余計な物を見ずに、自分が信じた方向へ進めば良い。
煙が車内に入り込むよりも速く走り抜けてしまえば良い。