棚ぼたはない!
「棚ぼたというのはないですから、動いて、もがいているうちに何かに突き当たる」
苦境の中で、リスクに臆することなく挑み、もがいた果てに、ようやっと一条の光として出会うもの!
人には希望をひらく力がある。
土曜の朝日新聞の一面に載っていた言葉である。
この連休に、鎌倉の七里ガ浜にあるカレーライスの専門店である「珊瑚礁」でランチをしてきた。
食べログ3.58と、常に行列が絶えない店である。
私も50分ほど待って入店したのだが、その美味しさに待った会がありました。
カウンターに通されたのだが、すぐ前がオープンキッチンとなっていて調理場が一望出来る。
5人ほどの料理人が忙しく料理を作っているのだが、その中に新人が働いている姿を見つけた。
慌ただしい調理場で、厳しく仕込まれながら、料理のイロハを教えられていた。
お皿の並べ方から、盛り付けの仕方など、オープンキッチンだけにその一部始終が見れる。
新人の彼は、彼なりに夢を持って働いているのだろう!
叱られながらも真剣に取り組んでいる姿が、なぜか印象に残った。
最近の若者は、我慢が足りない…
当社にも数人の新人社員がいる。
すぐにやりたい仕事を任されるか!? そんな甘いものでは無い。
数年の下積み時代があって、一歩づつ仕事と技術を磨いて力を付けていくものである。
「棚ぼた」のような、仕事は偶然の幸運なんて無いだろう。
正直、仕事とは苦しい物である。
しかし、悩んで、苦しんで、もがくことが人を成長させる!
私も、社会人となって18年経つが、今だに仕事の悩みが悪夢となってうなされるほどである。
面白く無いこともあるだろうし、仕事をしていれば不本意なこともたくさんある。
しかし、逃げた時の酒は不味い! (ドラマ「陸王」より)