3.11 の悲しみから6年
2011.3.11
あの痛ましい震災から6年が経ちます。
6年経った今でも、あの震災の傷跡は私たちの記憶に、深く残っていることでしょう。
昔、ある本にこんな文面がありました。
「人は、2度死ぬ!」
1度目は、肉体の死。
2度目は、心の死だそうです。
火葬で、肉体はこの世から亡くなりますが、故人との思い出は家族や友人の記憶に残ります。
その記憶は段々と薄らいでいき、あんなに辛く悲しい心のモヤモヤも、
3年、5年と経つと、不思議と平凡な日常生活に戻って行きます。
私も、震災とは別ですが、5年前に大切な人を事故で亡くしました。
ちょうど来週が命日です…。
私が所属する宗教では、1年祭、3年祭と続き、5年祭が一旦節目となり、その次は10年祭となります。
そうは言っても、私はウジウジした性格なので、5年経った今でも、目をつぶると辛い記憶が甦ってきます…。
東日本大震災も、福島原発事故も、昨年起きた熊本大震災も、多くな人が犠牲になりました。
あの悲しみは忘れては行けない事でしょうし、同じ悲しみを再び起こさないように、
皆で、真剣に、考えて行かなければいけない事でしょう。
週末テレビの特集で、3.11に新たに生まれた子供たちが、
元気いっぱいに育っている姿が放映されていました。
お子さんたちのご両親は、
たくさんの命を奪った日に、「お誕生日おめでとう!」とは言えないですよ。 っと言っておりました。
それでも、子供たちの成長は、お祝いして欲しいと私は思います。
それがまた、犠牲になった方々への供養になるのではないでしょうか。