お客様ファースト

1週間、中国出張へ行ってきました。

当社の恵州工場、上海工場と2箇所とも行ってきました。
経済低迷中の中国ですが、当社も正直その影響が出ており、
上海日成は何とか横倍でしたが、恵州日成は8%の減収となってしまった。
各課長職を集め、現状と2017年の見込みを説明し、発破をかけて来ましたが、
どこまで皆に伝わったかは、正直疑問に感じています。
当社の社是社訓に「全社員が営業マン」という言葉がある。
営業部門だけでなく、製造も、業務も、品管も、経営陣も、皆営業マンとなって
当社を売込み、お客様目線に立って、増収増益に向かって全社員で尽力する意味合いがある。
しかし、この社是社訓、海外の社員まで伝わっているかというと、まだまだ理解できていない。
売上げが減れば、営業が悪い! 
値下げ要求があれば、営業が悪い!
失注したら、営業が悪い!
しまいには、減益の理由は「材料が高い!」
営業からは、安くしないと売れない!
さすがの私も、「お前ら全員の努力が足りないからだ!」と叱責。
価格にしても、当社の価格は決して高い設定はしていない。
ローカル企業より高い! そりゃあ、材料も設備も品質も違うのだから当たり前である。
ローカル企業と同じ価格にしたら仕事は取れる。。 それなら営業も管理職も必要ないよね。
それよりもっと、客先が求めている製品(開発・設計)を提案したり、
試作品や量産品、客先の問い合わせ、見積もり依頼、クレーム処理など、
全ての納期をローカル企業より2倍3倍の速さで対応していく。
これらがサービスであり、当然サービスの質と速さを上げれば、それなりに費用がかかる。
「都民ファースト」(小池知事) 「アメリカ・ファースト」(トランプ大統領)
当社の海外工場は、「お客様ファースト」が足りない。
暫くは、テレビ会議を使って海外の指導をしていく。
任せきりだった私の責任である。

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